ドッグフードの味

市販のドッグフードのなかには「チーズ味」「お魚味」や中には「すきやき味」という製品もあります。
しかし、実際にはドライフードの製造工程では、非常に高温で素材を加工するので、素材そのものの風味はほぼ消滅してしまっています。
しかし、製品化され、自宅で開封をすると大変強い風味で、愛犬がおお喜びするのですから、不思議です。

ドッグフードの味は「後付け」製法

ドライのドッグフードを製造するには、素材を高温で加工し、含有水分量を10%未満になる様に調整しています。
しかし、素材そのものには本来60~70%もの水分が含まれているので、加工後の状態はカラカラに乾燥した状態になるということです。
その為、風味や食感は当然消滅しています。
人間が焦げた料理に食欲が湧かないこととおなじ原理です。
その為、製造過程の最終工程で、「風味づけ」の加工を行います。
肉に似た風味を付ける場合もあれば、チーズやささみなど愛犬が喜ぶ素材の風味を付けることも出来ます。
飼い主が開封後、そのまま放置しても一カ月程度は風味が持続するのですから、相当量の風味づけがされている事がわかります。
原材料がトウモロコシや大豆の場合でも、なぜか肉に似た風味がするのもこの工程を経ているからです。
この時は、肉の加工段階で生じた脂肪分などをふりかけ風味づけに活用しています。

風味づけが原因でアレルギーになることも

風味づけに多用される「動物性油脂」が、実は愛犬のアレルギーの原因になっている場合もあります。
アレルギーがある場合、主原料や配合されている動物性タンパク質の種類を確認します。
しかし、「動物性油脂」という表記で一括されてしまうと、どのような動物が原料かを特定できません。
アレルギーを考え、ラム肉を主原料とする製品を選んでいても、動物性油脂に牛が活用されていれば、牛のアレルギーを発症するからです。

風味が強ければ、愛犬の食欲も刺激され、安定した食欲が期待できますが、その反面、目にはみえないリスクがあることも承知しておく必要があるのです。